2009年に印象に残った本

とりあえず、お薦めの本をまとめておきます。当ブログでの評価で五つ星(一部、四つ星)の本です。

夜のピクニック(恩田陸、新潮文庫)

お涙ちょうだいの青春モノ、と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、良くできています。こういうのに弱くなるってのが年を取るってことなのだろうか(汗)

くまとやまねこ(湯本香樹美・ぶん、酒井駒子・え、河出書房新社)

くまが好きな人と、ねこが好きな人と、音楽が好きな人は、読むべきだと思います。

福翁自伝(福沢諭吉、岩波文庫)

なんというか、邪道な読み方でしょうが、単なるエンターテイメントとして楽しめる気がします。

経済成長という病(平川克美、講談社現代新書)

一つのパラダイムシフトを提示している本だと思います。この本自体は政権交代以前に書かれているのですが、政権交代を挟んで2009年に前景化したあれこれの問題について、確かな手応えのある一つのアプローチを示唆してくれる。

魂とは何か(池田晶子、トラストビュー)

自分が哲学科出身だったことを何かにつけて思い出す一年でした。この本も、そうした傾向を象徴する一冊。

世界の共同主観的存在構造(廣松渉、講談社学術文庫)

大学時代にこの本を読んでいたら、大学から抜け出せなくなっていたかもしれません。私と同じ志向を持つ人にのみお勧め。つまり、あんまりお勧めではありません(笑)

墨東綺譚(永井荷風、新潮文庫)

卓抜な文章の力。そういえば「断腸亭日乗」も読まないといけないなぁ。

日本辺境論(内田樹、新潮新書)

なんというか、書いてあることは全然違うのだけど、盟友・平川氏の前掲書とタッグを組んでいるような感じがあります。いずれも「この本に書いてあるから、これが正しい」というのではなく(実際、ツッコミどころはたくさんあるらしいです、知らないけど)、「あの本のような考え方をすると、この問題はどう見えてくるのか」という活かし方ができる本である、という意味で。

眠れなくなる宇宙のはなし(佐藤勝彦、宝島社)

星空を見上げたことのある人であれば、たいていどんな人にでもお勧めできる本。図書館で借りたのですが、結局2冊買ってしまいました(1冊はプレゼント用)。

タグ:

コメント&トラックバック

「断腸亭日常」はもう一度読み返したい本のひとつです。
・・・と思ってたらまだ上巻しか読んでないことに気付きました(汗)

「くまとやまねこ」、出来たらお借りしたいのですが。

2010 年 1 月 8 日 1:51 PM posted by ぷーつま

→ぷーつまさん、

う~ん、「くまとやまねこ」はプレゼントでもらった大事な本なのでお貸しできません。ごめんなさいm(__)m でも買っても損はないと思うなぁ。

2010 年 1 月 12 日 3:43 PM posted by やまべ